アダルトチルドレンが家族の中で感じる7つのルール【機能不全家族】

この記事の内容

 

☆ アダルトチルドレンが感じてきた家族内のルールを簡単に書いています。

機能不全家族で育ったアダルトチルドレンが家族の中で感じてきた7つのルールの影響は、大人になっても大きく影響します。

それは意識的というより無意識的ですので気がつかない間に大人になってもこのルールに縛られることがあります。

小さい頃の環境が、その後大人になってどのように影響を及ぼすかについての記事も合わせてお読みください。

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アダルトチルドレンが家族の中で感じる7つのルール

ルール①:「しゃべるな!」

家族の中に問題があるのに、それを話し合う環境にありませんでした。むしろ問題に直面するのを避けて否認し、人には知られまいとします。

ルール②:「感じるな!」

家族みんなが感情を抑え、表現しない。こう感じるべきではないと自分の感情を無視する。あるいは、怒りの感情に圧倒されていて、他の感情を感じられません。

ルール③:「信じるな!」

状況の予測がつかない。気分によって言動が左右されるため、一貫性がない。実行されない約束や脅し、嘘や言い訳が多く、言葉の信頼性がなくなる。

ルール④:「考えるな!疑問をもつな!」

多くのアダルトチルドレンの子ども時代は、何が起こっているか考えることはよくないことだとわかっています。考えると不一致感に気づいてしまうからです。

ルール⑤:「要求するな!」

要求することはいけないことだと決めてしまっています。嘲笑されたり恥をかいたりするかもしれない…あるいは、断られるに決まっているということを子ども時代に学んできています。

ルール⑥:「遊んではいけない」

誰かの面倒をみることを要求されてきたアダルトチルドレンの人は、誰かの面倒を見ずに遊ぶことを罪悪だと感じます。あるいは、家庭内が危機的な状況の中で育ってきたアダルトチルドレンの人は、いつも家庭内で何が起きているか集中していないと予期せぬことが起きてしまうのではないかという恐れを持っています。

ルール⑦:「間違えてはいけない」

ほとんどのアダルトチルドレンの人は、《間違いは許されない》ということを学んでいます。間違いをしたとき罰を与えられたからです。

アダルトチルドレン 新たな7つのルール(提案)

新ルール①:「何を話してもいい!」

真実を語ることは重要なことです。意図的に誰かを傷つけようとしたり、誰かをコントロールするため以外ならば、あなたは誰に何を話してもいいと思います。しかし、真実を語ることが条件です。

あなたが発する真実の言葉は、本来誰も傷つけるものではありません。時に、あなたの言葉で誰かが傷ついたり、嫌われるかもしれないという不安が出てくるかもしれませんが、そういうこともあり得ます。相手にも思考や感情が存在しています。ですから、そういう時は、相手のそういう気持ちや態度を一旦受け入れることから始めるのです。

ルール②:「何を感じてもいい!」

感じるままを感じてもいいのです。感情には正しいとか間違いということはありません。感情はただそこに存在し、ただ通り過ぎるだけのものです。感情を表すことは大切なことです。これを学んでこなかった人は、必死に出さないようにするか、爆発するかのどちらかです。

このルールを変えなければ、あなたは感情に蓋をし始め、生きているのに死んでいる、、、そんな感覚になるかもしれません。感情はポジティブなパワーに変えられることを過去の自分に教える必要があるのです。

ルール③:「自分を信じていい!」

誰かの言葉を信じて、もしそれが叶えられなくても、あなたの責任ではありません。学ぶ必要のあることは、自分の行動の結果を受け止める勇気を持つことと、他人の行為の結果を何があっても引き受けないことに尽きます。

アダルトチルドレンの人たちの傾向として責任を背負いすぎたり、当然の責任を負わないことによって苦しみが起こります。それは責任の在処がはっきりわかっていないことで起こります。はっきりさせれば、真の自分が戻ってきますし、自然と自分を信じられるようになります。

もうひとつ、自分を信じるようになるために必須なのは、【自分に嘘をつかないこと】です。

ルール④:「見え、聞こえることを見聞きしてもいい!」

疑問に感じたことは、質問していいし、おかしいことはおかしいと声をあげてもいいのです。

例えば、夫の様子がおかしい。最近帰りが遅い。そういうとき、あなたはおかしいと疑問を持っていいのです。自分さえ我慢すればいいという前提があると、無意識に見ないようにしてしまったり平気そうな態度を相手に見せます。本当はとっても気になっているのにです。このような態度でいると、夫の行動はどんどんエスカレートしていくでしょう。

しかし、わかっていてもあえて黙っていたり、普段と変わりない態度をとるのであれば問題ありません。その人には考えがあるのでしょう。それは、見え、聞こえることを見聞きした上での判断ですので、上記の例とは同じような行動にみえてもまったく違います。

ルール⑤:「欲しいものを欲しがっていい!」

望んでいけないものなど何もあるはずがありません。

このルールを変えなければ、あなたの活力がいつまでもみなぎらないことを意味します。成長することも止まってしまうのです。

全ての要求が叶うことはありませんが、どんなときも要求をしてもいいのです。

ルール⑥:「いつだって楽しんでいい!」

いっぱい楽しんだり、遊ぶのはいいことです。遊びながら学べることの方がたくさんあることを知ることです。自分を楽しませていないと、探索好きになるか、抑圧的になるかのどちらかになります。

もし他人の言動が気になったり、自分の粗探しが始まったら思い出してください。

あなたが人生をかけてやることは、【自分を楽しませる】ことです。

ルール⑦:「失敗はあたらしい世界への扉!」

健全な恥や失敗は、人間として不可欠なものなのです。「失敗してもいい」という許可を出せている人たちは、失敗に慣れている人たちだと思います。幼少期の頃から、失敗しても罰を与えられなかった人たちは、失敗は恥だと思っていません。

今は罰を与える大人はいません。その代わりに、自分で自分に罰を与える癖ができあがっている可能性があります。失敗しないように生きようとすると、窮屈な世界に居続けなければならないかもしれません。

それよりも、新しい世界に飛び出てみて、失敗するたびに自分に言うのです!

「OK!失敗してくれてありがとう!」と言いながら自分の中にどんどん広がっていく世界を想像してみるのです。

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