眠る前のグラウンディング瞑想
注意事項
⚠️ この音声ワークは、リラックスや睡眠前のセルフケアを目的としています。
運転中や機械の操作中など、注意力が必要な場面では使用をお控えください。
瞑想の説明
夜、布団に入っても考えごとが止まらなかったり、心が落ち着かずに眠れないときはありませんか?
そんなときに役立つのが「グラウンディング瞑想」です。グラウンディングとは、心と体を「今・ここ」に安定させる技法です。
心理学的には、グラウンディングは 不安や過覚醒を和らげ、自律神経を整えるためのセルフケア として広く知られています。
また、この誘導にはヒプノセラピーのエッセンスも含まれています。イメージや比喩を通して、あなたの無意識にやさしく働きかけていきます。
この瞑想を眠る前に行うことで
- 頭の中のざわめきが落ち着きやすくなる
- 心身の緊張がやわらぎ、深い呼吸が戻ってくる
- 「安心して休める」という感覚が自然に広がる
といった効果が期待できます。
眠りに入る直前は、意識がもっとも柔軟になり、暗示を受け入れやすい時間帯です。
そのため、この瞑想はリラックスだけでなく、安心感を育む“セルフヒプノセラピー” としても役立ちます。
音声プレイヤー
🌙 音声収録用タイムライン版(10分)メモ用
⏱️ 0:00〜1:00|イントロ
「今日も1日、おつかれさまでした。
この時間は、あなたの体と心をやさしく休めるための“グラウンディング”です。
眠りに入る前に、安心して、穏やかに、今ここに戻ってくるためのひととき。
目を閉じても、開けていてもかまいません。
あなたの心地よい方法で、この声に耳を傾けてください。」
(※20秒ほど間を取りながら、落ち着いたトーンで)
⏱️ 1:00〜3:00|呼吸に気づく
「まず、ゆっくりと息を吸って…
……吐き出してみましょう。
そう、息を吐くたびに、今日1日の緊張やざわめきが、少しずつ外へ流れていきます。
気づけば、自然に呼吸が深く、やわらかくなっていく。
その呼吸に合わせて、体の重さを感じていきましょう。」
(※呼吸の間を、1呼吸あたり6〜7秒ほどとりながら)
⏱️ 3:00〜6:00|身体感覚に戻る
「では、体の感覚に意識を向けてみます。
背中が布団やマットに触れている感覚…
(3秒間)
足の裏が床やベッドに沈むような感覚…
(3秒間)
手が、そっと重さをゆだねている感覚…
(3秒間)
一つひとつに気づくたびに、今ここに戻ってきます。
そして、あなたの体が“安心できる場所”にいることを思い出していきましょう。」
⏱️ 6:00〜9:00|大地につながるイメージ
「もしよければ、あなたの足の裏から、やさしい光の根っこが伸びていくのをイメージしてみてください。
その根っこは、静かに、しっかりと、大地へと広がっていきます。
(5秒間)
地面の奥深くへ、地球のあたたかさへとつながっていく。
(5秒間)
根っこが広がるほどに、あなたの心も安定し、安心し、守られている感覚が大きくなっていく。
その安心の中で、呼吸はさらにやわらかくなります。」
⏱️ 9:00〜10:00|クロージング
「安心感が体に満ちているのを感じながら、今夜は静かに眠りへ向かいましょう。
もし眠ってしまっても大丈夫。
あなたの無意識は、必要な休息をしっかり受け取ってくれます。
おやすみなさい。」
(※最後は20秒ほど間をとり、静かにフェードアウト)
💡ポイント
- 声のスピードは普段よりゆっくり(1分あたり120〜140文字程度が目安)
- 呼吸や間を必ず入れることで、リスナーが自然にリラックスできる。
- 「……」や(◯秒間)は、間をとる指示として収録時に活用可能。