カウンセリングで変われなかったあなたへ。退行催眠だけがアクセスできる”記憶の扉”とは
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Sanctuary Hypnotherapy – こころの奥をひらく、最後の扉 | セレンディップ
感情が麻痺して何も感じられない方へ。退行催眠で”あの時”の心を取り戻すヒーリング体験
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「嬉しいはずなのに、心が動かない」
「悲しいはずなのに、涙が出ない」
まるで自分と世界の間に、一枚、分厚いガラスがあるような感覚。 美しい景色も、楽しい音楽も、愛する人の笑顔さえも、すべてがガラスの向こう側で起きている、どこか遠い出来事のように感じてしまう。
あなたは、そんな「無感覚」という名の静かな霧の中で、ひとり立ち尽くしているのではないでしょうか。
きっと、この心の麻痺を「治す方法」を探し続けてきたのかもしれません。 けれど、どんな情報も、どんなテクニックも、その分厚いガラスに触れることさえできなかったのではないでしょうか。 まるで、自分だけが色を失った白黒映画の世界に取り残されてしまったような、あのどうしようもない寂しさと、静かな焦り。
この文章は、そんなあなたに「新しい方法」を教えるためのものではありません。
ただ、ひとつの物語を。 あなたの心の物語を、そっとお伝えしたいのです。
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心の森の奥深くで、迷子になった”あの頃のあなた”
私たちの心は、広くて豊かな森のようなものだと想像してみてください。
かつて、その森には「感情」という名前の色とりどりの花が咲き乱れ、鳥たちは楽しげに歌い、木々の間からは温かい光が降り注いでいました。
森の中心には、無邪気で、よく笑い、よく泣く、素直な心を持った子供がいました。 好奇心に満ちた目で世界を見つめていた、”本来のあなた”です。
しかし、ある時、あまりにも強い嵐がその森を襲いました。木々は激しく揺れ、花は散り、空は暗く閉ざされた。その子は、あまりの恐ろしさに自分を守るため、森のいちばん奥深くにある、静かで安全な洞窟へと隠れたのです。
やがて嵐は過ぎ去りました。 けれど、洞窟の中はあまりにも静かで、安心できる場所でした。その子は、外に出ることを忘れてしまいました。
そして、森の入り口にいる「今のあなた」もまた、奥深くに隠れた子の存在を、いつしか忘れてしまったのです。
今あなたが感じている感情の麻痺。 それは、森の入り口にいるあなたが、奥深くで静かに息を潜めている”あの頃のあなた”の声を聞けなくなってしまった状態。森全体が、しんと静まり返ってしまった状態なのかもしれません。
洞窟から届く、声なき手紙
それでも、洞窟の中の子は、完全にあなたを忘れたわけではありません。 時々、あなたのことを思い出しては、小さなサインを送っています。
ふとした瞬間に感じる、理由のわからない胸のざわめき。 特定の音楽を聴いた時に、なぜか込み上げてくる虚しさ。 誰かの楽しそうな笑い声に、ふと心が冷たくなる、あの瞬間。
それは、”あの頃のあなた”が、「私はここにいるよ」とあなたに送っている、声にならない手紙なのです。
私たちはつい、その不快な感覚を「治すべきもの」「消すべきもの」だと思ってしまいます。 でも、もしそれが、迷子になった自分からの必死のメッセージだとしたら？
「治す」のではなく、ただ、その手紙に気づいてあげること。 「どうしたの？」と、耳を澄ませてあげること。
本当は、それだけでいいのかもしれないのです。
ランプの灯りを頼りに、一緒に森を歩く旅
私のセッションは、その暗く静まり返った森を、無理やり切り拓いて進むものではありません。あなたに一枚の地図を渡して、「さあ、一人で行ってきなさい」と背中を押すものでもありません。
私はただ、小さなランプに火を灯し、あなたの隣に座る旅の仲間です。
そこは、誰にも邪魔されない、安全で、温かい静寂に包まれた空間。 あなたを急かす人も、あなたの物語を評価する人もいません。
私たちは、ランプの穏やかな光が照らす範囲だけを、一歩ずつ、あなたのペースで歩きます。 「あちらから、何か聞こえませんか？」 「この花の香りは、何かを思い出させますか？」
答えは、私の中にはありません。 本当の答えは、あなたの森の奥深くで、あなたに会える日をずっと待ち続けている”あの頃のあなた”だけが知っています。
私の役割は、あなたが安心してその声に耳を傾けられるように、あなたの隣で、ただ静かにランプを持ち続けること。 ただ、それだけなのです。
もし、心の扉をノックする音が聞こえたなら
もし、この物語を読んで、あなたの心の森の奥から、かすかな音が聞こえたような気がしたなら。 もし、分厚いガラスの向こう側にいる自分に、そっと手を差し伸べたくなったなら。
それは、”あの頃のあなた”に会いに行く準備ができた、というサインなのかもしれません。
無理に扉を開ける必要はありません。焦る必要もありません。 あなたはもう、十分に一人で頑張ってきたのですから。
ただ、もしよろしければ、あなたがどんな森を歩き、どんな嵐を乗り越えてきたのか。 一度、そのお話を聞かせていただけませんか。
私は、ランプに火を灯して、扉の前で静かにお待ちしています。
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